海沿いの小さなエリア。
ダイバーから絶大な支持を集めるスポットでもあります。
そこの宿泊施設さんからの相談でした。
夏季はかき入れ時(おっと…)ですが、ここ2年はコロナの影響でちょっと寂しい。
そこでリモートワーカーの皆さんにも利用してもらえれば、閑散期も含めて売り上げ増加につながるのではないかということで、
・プランをどうするか?
・準備するものは?
・今できるアピールは?
という3つの項目で一緒に考えてみました。
【プランはどうするか?】
ワーケーションとかリモートワークと一言で言っても、対象者は様々なタイプがあります。一人ひとり好みや希望が違う!と言っても埒が明かないので、ざっくりと
・お金持ちで時間も自由な人向け
・一般的な会社員で、お金はかけられない。稟議を通していかないとダメな立場の人
という感じに分けてみました。(中間もいる!とか言わない)
で、今度は自社がかけられるエネルギーやコスト(投資できるか?)との兼ね合いでターゲットをイメージし、それに向けたプランを作っていきます。
1日3万とかの値段が付けられる施設ならそれ向けのプランで良いですが、出来ないならリーズナブルなプランでスタートします。
ここで、無理にお金をかけてエグゼクティブを呼ぼうとしても失敗しますし、もったいない。
【準備するものは?】
リモートワークをする人に必要最低限の設備は何かを理解し、優先度の高い物から補充します。
・ネット環境は必須で、これは完備されていたのでOK。
・その他、延長コード、ディスプレイ、PCデスク(折り畳みでも)があると安心。
このくらいならまず1セットそろえるにも金銭的負担が少ないでしょう。
・大事な事がありました。それはワーケーションプラン用にオーシャンビューの部屋を用意する事。(全室オーシャンビューだったのでOK)
仕事の疲れをいやせる景色はとっても大切。これこそがワーケーションの醍醐味。
ビジネスホテルと同じ部屋だったら、そもそも遠路はるばる泊まりに来る必要もないしね。
【今できるアピール】
とりあえずプランと設備が揃えば、あとは伝えていくことですね。
・「じゃらん」に登録済みだったので、じゃらんのページを充実させていく
・宿帳を頼りにプロモーション
・SNSもTwitterをやっていたので、それだけでもいい。
あらたに他のSNSをやっても、たぶん長続きしないし大変。
今のフォロワーにむけて少しずつやっていく。
実際はもっと沢山細かく話し合いましたが、こんな感じのことを一緒に考えて
まずできる事からスタートする気になっていただけました。
社長も終始笑顔で、「出来る事からでいいね!安心した」とホッとしていたようでした。
大切なのはお客様の立場を考える事。儲かるためには、お金を使ってくれる人の目線で見直すこと。
完璧な準備なんて考えていたらどんどん遅れます。
まずは出来る事から揃えていく、走りながら修正する。
その「今できる事ってなんだろう?」ということを一緒に考えていくのは、
私にとっても楽しいし学びに繋がります。
プラネット・プランター ハザマ
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